ミャンマーの首都、ヤンゴン在住者にとっては、馬に乗ることのみならず、馬を見ること自体が極めて珍しいことです。私が幼い頃住んでいた地区には馬が数頭おり、往復およそ200〜300MMKを払って馬を借り、乗馬することができました。しかし乗れたのは子供のみで、大人が馬に乗るチャンスは滅多にありません。したがって今回この記事では、ヤンゴンで年齢や性別を問わず誰もが馬に乗れる格好の場所を紹介したいと思います。

ヤンゴン乗馬カントリークラブ（YECC）は、ミャンマーの乗馬の歴史において重要な役割を果たしてきました。ミャンマー王国創立の際、 YECCは軍事活動に象と馬を用いました。古代ミャンマー市民は、自分たちが剣での戦と乗馬戦に長けていることを誇りにしていました。乗馬はコンバウン王朝時代の終焉と共に衰退しましたが、ミャンマー乗馬警察が主導して馬術を再び活発にさせる動きが起こりました。1978年にミャンマー初の乗馬スポーツイベントが行われ、乗馬の文化はスポーツの馬術に変化を遂げました。乗馬はお金のかかる趣味ですが、世界中にはたくさんの乗馬ファンがおり、乗馬を愛してやみません。残念ながら馬術は、ヤンゴンでは他のスポーツほどの人気は​​ありません。しかしミャンマーの馬術騎手のほとんどは12歳未満なので、次世代には期待ができると言えます。

本日MingalaGoのライターはミャンマー乗馬連盟であるYECCに行き、スポーツとしての乗馬の世界を楽しんできました。

乗馬は危険ですか?

安全上の注意とルールに法って乗馬をすれば、危険な状況に陥ることはありません。
安全に乗るための注意とルールは以下の通りです。

1. 2頭の馬の間隔は少なくとも約３メートルあけなければなりません。
2. 乗馬前とその最中は、トレーナーやインストラクターが馬を制御していない時に、馬の背後に近づいてはいけません。
3. 馬に乗る時に、馬具や手綱の状態を再確認します。
4. 腹帯、手綱の位置を確認し、しっかりと取り付けます。
5. あぶみを確認し、鞍をしっかりと取り付けます。

初心者でも大丈夫ですか？

以前に乗馬の経験がなくても問題ありません。経験豊富なトレーナーがサポートし、丁寧に教えてくれます。

子供でも大丈夫ですか？

全く問題ありません。10歳くらいの子供でも、私よりも上手に馬に乗りこなしているのを見たことがあります。さらには馬に乗っている人を1人ずつ指導およびサポートするトレーナーがついていますので、心配する必要はありません。

なぜ乗馬を経験した方が良いのでしょうか？

現代では、人間は移動手段として飛行機、電車、車など様々な乗り物を利用しています。しかし、我々は古代の人々が馬を移動手段としてどのように活用しているかよく知りません。
乗馬の魅力にとりつかれる人がいる理由を知りたいなら、一度試してみればわかります。馬に乗ると、心が王族になったかのような気分に満たされるのです。馬に乗った時の感情をうまく言葉で説明することはできないと私は考えています。王族になったかのような気分を自分で乗馬をしてみて実感することを強く勧めます。

料金はいくらですか？

大人は45分あたり20,000 MMKで、 12歳未満の子供は15,000 MMKかかります。 （授業料はこの料金内に含まれています。） 特別なトレーニングを受けたい場合は、2か月のコースに参加することもできます。このコースの参加費は大人で130,000 MMK、子供110,000 MMKです。

他にどんなアクティビティがあるのですか？

農場の面積は24ヘクタール以上あり、私は馬小屋散策の許可をもらいました。私はアウンサンスーチー女史にも会ったことがあるという Pyaedaungsu A Hla と Ludu A Hla という名前の2頭の馬に出会いました。さらに私は馬がどのように訓練され、蹄鉄が装着されるかを詳しく見ることができました。


YECCの住所を知りたいという読者の皆様に詳細を記します。北ダゴンの Pin Lone Street にあるゴールデンパークの隣に位置しています。詳細を知りたい場合は、以下のYECCのFacebookページを確認してください。

追加情報

WEB: https://www.facebook.com/YECC-Yangon-Equestrian-Country-Club-845162728981988/
TEL:  +95 9259181691
開園時間: 7:00AM - 5:00PM

質問がある場合は、お気軽にコメントください。それでは良い1日を！