誰でもどこでも飲める!町中にある冷たい飲み水を飲める壷のスタンド Yae Chan Sin
2019-01-25edit Shin Ku Ku
もうすぐ冬の終わりが訪れ、夏が近づいています。暑さに苦しむ夏ですが、カッコウのさえずりを楽しめる季節でもあります。この時期になるとミャンマーでは、冷たい飲料水の入った瓶が置かれた水飲み場が各地で見られます。この水の入った瓶は辛い暑さを和らげるために置かれ、人々に提供されています。この瓶の水は、宗教や貧富の差を問わず、誰でも飲むことができます。
かつては、各家庭、すべての村に水瓶を置く習慣がありました。歴史的に、家に水瓶を置く習慣は、インワ王朝時代に始まりました。現代では、泥で造られた水瓶の代わりにペットボトルが使用されています。ペットボトルを日常的に使用しているため、水瓶の存在を忘れがちですが、ミャンマーのあらゆる場所にこの水瓶は存在しています。仏教の教えでは、のどが渇いている人に一杯の水を施すことは徳の高い行いです。そのため、売り子や旅行者、のどが渇いた人々に向けて冷たい水の入った瓶を置く場所を設置する人がいるのです。このような水飲み場はYae Chan Sinとも呼ばれており、それは「冷たい飲料水がある場所」を意味します。水瓶の欠点は、様々な人が触れることにより、細菌や感染症の恐れがあるという点と、水道水の方が利便性が高いという点です。
CatwalkPhotos/Shutterstock.com
水飲み場は日陰に建てられており、水を飲むためのコップやココナッツの殻があります。特に田舎では、水瓶のすぐ下に砂が敷かれていて、穀物が栽培されていることがあります。青々とした植物が生えていることで、人々はより水を飲みたい気分になります。水飲み場を作った人だけでなく、他の人も水瓶に水を補充します。のどが渇いた人が水瓶を見ると幸せな気分になります。一杯の水を飲むことで、気分がリフレッシュされ、空腹が和らぎ、安らぎを感じます。飲んだ後、エネルギーに満たされ、この先の長旅への希望を感じられます。このような理由から、水瓶の置かれた水飲み場をミャンマー文化として維持していく必要があります。
レビュー

一番乗りで口コミ投稿を残しませんか?