モン州の北はバゴー管区、東はカレン州、南はタニンダーリ管区、西はアンダマン海に接しており、タイとも少し国境を接しています。モン州の首都はモーラミャインです。モン州には島、丘陵、森林、美しい海辺のリゾートがたくさんあります。チャイティーヨーパゴダ(別名ゴールデンロック)、チャイタンランパゴダ、チャイカミーパゴダ、チャイティーサンパゴダ、シュエサーヤンパゴダ、Kyaik Ma Raw pagoda、ウィンセントーヤ仏像などの歴史的な仏塔や仏像で有名です。
民族
(https://goo.gl/images/fcVTpr)
住民のほとんどはモン族です。モン族以外にはミャンマー人、英系ミャンマー人、チン族、カチン族、カレン族、ラカイン族、シャン族、ビルマ系タイ人が住んでいます。モン族には独自の文学と文化があります。モン族独自の言語を話し、ミャンマー語を理解することも話すこともできない人もいます。多くは仏教徒ですが、モン州にはキリスト教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒もいます。
観光名所
チャイティーヨーパゴダ(別名ゴールデンロック)
チャイティーヨパゴダは、海抜3609フィート(1100メートル)に位置しています。チャイティーヨという町にあり、ミャンマーで人気の巡礼地であり、主要な観光地の一つで、その稀有な構造で有名です。巨大な花崗岩は、岩の先端で完全なバランスを保っていますが、その設置面積は非常に狭くなっています。11月から3月がハイシーズンです。
https://mingalago.com/interest/kyaikhtiyo-pagoda/
チャイタンランパゴダ
この仏塔はミャンマーでも歴史的な仏塔の1つで、モーラミャインにあります。ブッダの毛髪の聖遺物、三蔵写本、金の仏像は西暦875年より仏塔に安置されています。現在の塔の高さは151フィート(46メートル)です。
チャイカミーパゴダ
ミャンマー語ではKyaik Ka Mi Yay-Le Payaと呼ばれ、海に面しており、回廊はビーチへとつながっています。タンビュザヤ市にあり、モン州の主要な観光名所の一つです。満潮時に水位が上がっても塔が水に隠れることはありません。営業時間は毎日午前7時から午後8時までです。
セッセー海岸
セッセー海岸は、チャイカミーパゴダの南24 km、タンビュザヤ市の南西16 kmにあります。モン州で最も人気のあるビーチです。ビーチは非常に広く、この茶色の砂のビーチを求め国中から観光客が訪れます。外国人旅行者を呼び込むような設備がまだないため、外国人の旅行者はほとんどいません。ここに来たら売り子が販売する新鮮な甘いココナッツジュースを飲みましょう。
KaByar Wa beach
この美しいビーチはイェから25 kmのところにあり、最近では人気のスポットになっています。手付かずのビーチで、宿泊できるホテルやゲストハウスはまだありません。レストランはあるので魚介類を手頃な価格で食べることができます。まだ公共交通機関でのアクセスがないので、車が唯一のアクセス方法となります。
死の鉄道博物館
博物館はタンビュザヤにあります。泰緬鉄道は建設中に多くの人が亡くなったため、死の鉄道という名称で有名です。オーストラリア、オランダ、イギリス、アメリカ、ミャンマー、タイ、マレーシアなどの労働者を含む推定死亡者数は約100,000人と言われています。鉄道の長さは415 kmで、第二次世界大戦の旧日本軍占領時に建設されました。
モン州の首都、モーラミャイン
モーラミャインはモン州の州都です。モン州最大の都市であり、主要貿易の中心地です。ヤンゴン南東に位置し、ミャンマーで4番目に大きな都市です。モーラミャインは、南東部の教育都市としても知られています。 13の公立高校、2つの研究所、短大と大学が1つづつあります。熱帯の食べ物や多くの歴史的な仏塔でも有名です。
モーラミャインへのアクセス
モーラミャインは、飛行機、鉄道、道路、水路等でのアクセスが可能です。
空港
最も簡単なアクセス方法はヤンゴンからモーラミャインまでのフライトです。ヤンゴンからモーラミャイン空港へは定期的にフライトがあります。タイのメーソートからも毎日便があります。空港から市内中心部へのアクセスにはタクシー、オートバイ、ピックアップトラック、バスが利用できます。
鉄道
鉄道も訪問者からの人気が高いアクセス方法です。途中で息をのむような景色を楽しむことができますが、着くまでには数時間かかります。鉄道ではヤンゴンからモーラミャイン、イェ、ダウェイなどにアクセスできます。
陸路
ヤンゴンからは車でアクセスが可能です。モーラミャイン高速道路ルート、モーラミャイン-コーカレイ-ミャワディ-メーソートルート、タンビュザヤからの3つの仏塔を見るルートなどがあります。これらが最も一般的なルートです。ヤンゴンからはモーラミャイン、パアン、ミャワディ、その他の町への高速バスもあります。
水路
水路は旅行者だけでなく国際輸送にも利用されています。モーラミャインは世界中に商品を輸出しており、東南アジア地域でも主要な港の一つです。
旅行にオススメのシーズン
一般的にモン州には乾季と雨季の2種類の季節しかありません。 6月から9月に旅行するのは心地良いとは言えません。この時期は非常に暑く、激しい雨が降ることがあるからです。
モン州のその他の観光地
ムドンのウィンセントーヤ仏像
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ムドンは綿織りで有名な町です。モーラミャインから29 kmの場所です。静かな町で、全長180メートル、高さ34メートルの有名なウィンセントーヤ仏像があります。仏像の中には、仏の教えが書かれた部屋がたくさんあります。Maw La Myaing - Mudon roadでアクセスできます。
ムドンのカンジーパゴダとカンジー湖
地元の人がピクニックによく出かける場所です。たくさんの人が泳ぎに来て、ひょうたんフリッターを食べに来ます。湖北にあるカンジーパゴダは、仏の聖遺物を安置する目的で建てられました。塔の周りには大きな複合施設があります。
伝統的な食べ物
Thingyan Hta-Min
Thingyanライス(ミャンマー語ではThingyan Hta-Minとも呼ばれる)は、モン州の伝統的な料理であり、モン州で最も人気のある料理です。調理方法はやや複雑です。ご飯に溶けたロウを加え、炒めた魚の塩漬けやマンゴーサラダと一緒に食べます。魚の塩漬けは玉ねぎと酸味のあるマンゴーで炒めます。Thingyanの伝統的な食べ物として人気がありますが、モン州の人々は朝食としてだけでなく、軽食としても食べています。