タニンダーリ地方域はミャンマー南部に位置しています。比較的細長い地形でタイと国境を接しています。アンダマン海はタニンダーリの西側に位置し、東側にはタイが位置しています。北にはモン州があります。ダウェイとミェイクはタニンダーリ地方域の主要な都市です。タニンダーリ地方域は海に面していることから、ミャンマー経済において重要な役割を担ってきました。

民族および宗教

タニンダーリ地方域に住む人々のほとんどはビルマ民族ですが、ヤンゴンとマンダレーといった主要都市の人々とは、やや異なった特徴や言語を誇ります。ミャンマーの民族の一つにサロンがあります。サロンの人々はまるで海の生き物のように生活をすることから世界的によく知られています。彼らは、通常潜水に必要な道具等を水中で一切使うことなく約30分間潜水することができます。多くのモン族とタイ人も少数住んでいます。人口のおよそ90％が仏教を信仰しています。また、カレン族（キリスト教）やインド人（イスラム教徒であることが多い）も少数住んでいます。ヒンズー教徒はほとんどおりません。

交通手段

ダウェイは陸路でアクセスでき、ヤンゴンからダウェイまでの高速バスの利用が可能です。 目的地がミェイクの場合は、ヤンゴン、ダウェイ、またはコータウンから飛行機でアクセスすることができます。タイのラノーンからもボートで簡単にアクセスすることができます。ヤンゴンからダウェイまでは鉄道が運行しているので、電車でのアクセスも可能です。

ホテルとゲストハウス

タニンダーリにはホテルやゲストハウスがたくさんあります。予算によって利用できるサービスや施設は異なります。ゲストハウスは1日あたり12ドルから、ホテルは25ドルから宿泊が可能です。価格は季節によって異なる場合があります。顧客から評価が高く、サービスに定評があるMyint Mo Hotel（ミェイク）に宿泊することをお勧めします。

ダウェイ

ダウェイは、古代ビルマ帝国とアユタヤ（古代タイの帝国）の間の小さな「黒い扉」と呼ばれ、タニンダーリ地方域の首都です。熱帯の海辺の町で、ミャンマーの他地域と繋ぐ道路や鉄道が開通したのはごく最近のことです。町の建築には、古い木造家屋や植民地時代のレンガ造りの家など極めて印象的なものが数多あります。細長い砂糖ヤシ、ココヤシ、バナナなどの木や、その他果樹が多く生えているのがダウェイの特徴です。

Theinwa Kyaung (Payagyi)

町の主要な僧院です。この名前はモン族様式の建築で建てられた大きな塔を意味します。 Theinwa Kyaungを訪れるのに最も良いタイミングは早朝と日没直後です。

Shwethalyaung Daw Mu

Shwethalyaung Daw Mu の仏像は1931年に完成しました。全長74m、高さ21mの国内最大の仏像です。街のどこにいてもだいたい見ることができます。圧倒的なスケールで有名です。

マウンマガンビーチ

ダウェイのマウンマガンビーチの長さ10 kmで、ミャンマーで最高のビーチの1つです。このビーチは週末や休日に混雑することが多いです。混雑を避けたい場合は、平日に行くことをお勧めします。

ミェイク

ミェイク（ベイクと発音される場合もある）は、半島とその向かいの島々に安全な港があることから、500年前から重要な港です。ビルマには、ミェイク諸島に約4000の島があるという言い伝えがありましたが、英国の測量士と研究者によると、実際あるのは804島であるということがわかっています。 ミェイクは地元製品の宝庫です。ゴム、水産物、非常に有名なアナツバメの巣製品（ホイットゴールドとも呼ばれている）。

コータウン

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コータウン（カウタウンとも呼ばれる）はミャンマー最南端に位置しています。主要なビジネスはタイとの貿易であり、水産業、ゴム製造などもそれに次ぎます。そして、コータウンは著名なキックボクサー達の出身地として有名です。ヤンゴンの本土から800 km、ミャンマーの北部カチン州から2000km離れています。

コータウンの島々

コータウンの沖には非常に多くの島があります。しかし、島々へ向かう定期的な遊覧船等はなく、それが観光客訪れる妨げとなっているのかもしれません。ある意味それが功を奏してか、島とビーチでは本当の自然を見ることができます。島周辺を訪れたい場合は、船の所有者と話し合う必要があり、季節によって価格が異なる場合があります。有名な島はサロンアイランド（ジプシーアイランドとも呼ばれる）で、細かい砂の天然のビーチがあります。そこではサロンの生活を間近に楽しむことができます。

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